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有識者の声

ディビット・アトキンソン氏
令和2年10月1日 - 2日、観光庁「観光地における新規市場の開拓・多角化に向けた実証調査事業」の一環でディビット・アトキンソン氏が和歌山市加太へ有識者としてお越しいただきました。

ディビット・アトキンソン氏

 イギリス出身、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手がける小西美術工藝社 代表。東洋経済新報社の著書である『新・観光立国論』では、第24回山本七平賞を受賞。国や自治体の観光政策に有識者メンバーとして携わり、金融アナリストの経験を活かしたデータ分析に基づく観光政策を広く発信している。

視察の様子

1日目

1. オリエンテーション
2. 加太春日大社
3. 迎之坊(むかえのぼう)
4. 昼食(活魚料理いなさ)
5. 加太沖・友ヶ島周辺視察
6. 事業打合せ検討会議
7. 宴(加太海水浴場)

2日目

8. 伝統業法一本釣り体験

事業打合わせ検討会議

視察1日目の夕方にアトキンソン氏、聖護院 宮城氏、加太地域の方々との事業打ち合わせ検討会議を実施しました。約1時間半の限られた時間の中で地域の思い、修験について、海外の方が加太という場所にどうやったら来るのか?来た場合どうやって楽しんでもらうのか議論しました。

事業打ち合わせ検討会議からわかったこと

  • ① 伝えたいこと、伝えてほしいことを考える

 地域が伝えたいことが必ずしも、海外から来たお客様が知りたいことではないことの認識が必要。修験道が1300年続いているのではなく、なぜ修験道が1300年続いているのか?なぜこの文化が脈々と受け継がれているのか?その理由を伝えることで海外から来た方の世界観や価値観や宗教観とは違っていることがわかるがそこから共通点を得ようとすることがある。海外の方は共有しているところがあるがカタチが変わっているところに興味を持つことがある。

  • ② 修験道以外のコンテンツとの連動性

 たとえば、高野山の場合は熊野古道をあるくのか、座禅をする、建造物を見るなど様々な魅力があるから海外から人が集まっている。加太に来ると修験だけでなく修験があって、釣りができて、美味しい鯛が食べれる。加太に来た方の人生が豊かになることが大切。

  • ③ 加太愛に溢れた地元山伏の必要性

 加太愛のある山伏だと聖護院の山伏よりもっと良い説明ができる。地元だけのオンリーワンのガイドができる。

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